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DVD

[2017.09.04]

DVD はよく普及しているディスクです。初めは、映画などの画像を保存するために使われていましたが、その大容量を利用して、色々なデータを配布するためにも使われています。

超音波断層検査(エコー法)の画像を記録するために、当院でも使っています。

超音波断層検査は、通常は2次元の画像です。その空間的な連続画像を空間に組み立てる作業をおこなうと、立体の画像を作る事が出来ます。それに光源を加えて、その反射を計算し、目で見たかのように表現する事ができます。この作業をコンピューター内で行わせる事を、レンダリングと言います。一般的な CG と同じ作業です。

最近では、大量の計算を超高速に行わせる事が出来る計算能力の高いコンピューターが比較的安く作れる様になり、その作業を1秒間に数回以上という超高速で行わせる事が可能になりました。小さなクリニックでも、この機能を利用して、4D と呼ばれる立体動画を見る事ができるようになっています。

この機能を胎児の観察に利用すると、胎児が動いている様子を観察できます。お母さんにとっても楽しく、リアルな検査ができます。私のクリニックでも日常的に利用しています。

この画像を記録しているのが、DVD です。

DVD は、当初は印刷の様にデータが固定されている物のみでしたら、書き込める DVD が開発されました。CD と同じ様に、レーザーの熱でディスクの表面の色素を変化させる、という方式ですが、その表面の構造がいくつか提案され、統一されないままに発売されました。そのため、DVD+R と、DVD-R という方式があります。互換性は無く、読み書きするために、機械(ドライブ)が対応しています。その後、消去して上書き可能な DVD-RW, DVD+RW が開発され、検査の様に繰り返し行われる物の記録には、追加記録が出来る様になっています。

検査の時に記録した画像は、市販されている DVD プレーヤーでも再生できる様に記録されているので、プレーヤーがあれば、どこででも楽しめます。

ご希望は、検査の時にお聞きしていますので、スタッフにご相談ください。

ただし、記録速度の都合上、使えるディスクは、 DVD+RW のみです。その規格のディスクを御持ちいただければ、記録できます。その他のディスクへの記録は出来ませんので、ご了承ください。(DVD+RW のディスクは、残念ながら日本では普及しなかった規格です。近隣での入手は難しいため、当院でご用意しております。)

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