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不妊治療法

  1. 排卵に問題があると考えられる場合
    排卵誘発法を工夫していきます。クロミッド、セキソビッドなどの経口薬とFSH、hMG、hCGなどの注射をうまく組み合わせて、適切な排卵を目指します。ただし自然排卵で十分な方やクロミッドはむしろ好ましくないと考えられる方もあります。
  2. 卵巣機能不全症と考えられる場合
    妊娠の成立維持に必要な黄体ホルモンが十分な量で一定期間分泌されることが必要です。不足と考えられる場合、黄体を刺激するhCGや黄体ホルモンを直接投与します。
  3. プロラクチン
    1 ) 2 )とも関係するプロラクチンを適切なレベルにコントロールすることも重要です。特に、プロラクチンが多い方では、排卵が抑制され、排卵が起こりません。この状態は、お産の後の授乳中と同じです。
  4. 排卵予測
    頚管粘液の性状、超音波検査での卵胞の大きさや子宮内膜の厚さと形、尿中LHの測定などから行ないます。最近、尿中のLHを測定する排卵検査薬が薬店で購入できる様になりました。これを利用するのもいい方法でしょう。
  5. 人工授精法 
    精子と卵が近づきやすいようにする治療の総称です。いろいろな方法がありますが、子宮内人工授精(IUI)が簡単で安全なため一般的です。
  6. 体外受精胚移植、顕微受精、凍結胚移植などの高度先端医療
    明らかな卵管通過障害や極端に精液所見が不良の場合すぐに行なうこともありますが、できるだけ通常の治療で頑張っていただきます。現在の顕微受精(ICSI)では、良好な成熟卵が取れた場合、どんなに少ない精子数でも運動精子ならば80%以上受精します。妊娠率も30%前後期待できます。必要と考えられる方は、専門施設の紹介について詳しくご説明いたします。 

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