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子宮内掻爬(そうは)

子宮内膜は妊卵が着床する場所です。毎月月経後新しく作られ、適切なホルモンの影響で発育し、排卵後妊娠の準備状態となりますが、その環境が悪いとせっかく分割した卵があっても、育たず妊娠にいたりません。

子宮内膜因子による不妊を考えなければならない時の治療が掻爬(そうは)です。昔から掻爬後の妊娠率が高いことは知られておりました。ある報告によると、原因不明不妊症に全例内膜掻爬を行い、18%の妊娠を得たということです。(Holstら 1983 ) 

普通に月経のある人の中に、長い間何らかの着床阻害物質が蓄積して妊娠しにくくなっているのではないか考えられています。体外受精で20%内外、人工授精では5%以下、正常夫婦で1回の排卵あたり30%の妊娠率を考えると、Holstらの妊娠率は、非常に有効であると思えます。

主な対象

  1. 超音波検査、子宮鏡検査などで内膜に異常を認める場合

  2. 人工授精を 8~10 回しても妊娠しない場合

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