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プラセンタ

プラセンタの副作用や安全性、デメリット

プラセンタエキスが入った医薬品やサプリメント、美容ドリンクなど、プラセンタを使った療法は広がりつつあります。

プラセンタとは、「胎盤」のことです。ヒトや動物の胎盤から抽出するエキスをプラセンタエキスと呼んでいます。
プラセンタには長い歴史があり、製剤の安全基準もしっかり設けられています。
生物由来薬品ですのでデメリットもありますし、副作用や安全性を気にする方が多いかと思います。
プラセンタ療法について、解説します。

長い歴史のあるプラセンタ

プラセンタは、中国の明時代の『本草綱目』(1590-1596年刊)に「紫河車(しかしゃ)」という生薬として紹介されており、歴史は非常に古くものです。

プラセンタが近代的に研究され始めたのは、1930年代にロシア(旧ソ連)のオデッサ医科大学教授のフィラトフ博士が「プラセンタの埋没療法(組織療法)」を行ったことが最初とされ、多くの研究報告や論文が発表されました。

日本では、更年期障害や肝機能障害を治療する医薬品として、1950年代に厚生労働省(旧厚生省)が認可しており、現在も使用されています。

現在使われているヒト由来のプラセンタ製剤は、国内で提供された胎盤が使われており、現在まで、重篤な副作用等は認められておらず、安全性についてしっかりと管理されています。

 

プラセンタの栄養成分は自然由来

プラセンタが長い期間好まれている理由に、生薬が故に、自然由来の豊富な栄養成分が含まれている事が挙げられます。

プラセンタには、次のような豊富な栄養素が含まれます。

プラセンタに含まれる主な栄養素
●アミノ酸(リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、グルタミン酸、グリシン、バリン、セリン、チロシン、 フェニルアラニン、スレオニン、アルギニン、プロリン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン)
●ビタミン・ミネラル
●核酸
●活性ペプチド
●酵素

大切な栄養素が含まれるプラセンタ。自然由来の成分であることが魅力です。

 

プラセンタで注意したほうがよい副作用やデメリットとは?

プラセンタの副作用は少ないですが、アレルギーには注意が必要です。

サプリメントなどに含まれるプラセンタは、豚などの動物由来のものがほとんどです。動物性タンパク質にアレルギーがある方は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

また、病院で更年期障害の治療などに使われているプラセンタ注射薬(メルスモン、ラエンネック含む)は、健康なヒトの胎盤を酸で加水分解した後、121℃・20分間の高圧蒸気滅菌処理を行い、抽出されたものです。この滅菌条件は、各種ウイルスを不活化することが確認されています。

しかしながら、ヒトの胎盤を原料としていることから、プラセンタの注射等の医療行為を受ける場合も、治療後は、変異型クロイツフェルトヤコブ病の感染予防対策、お呼び、未知のウイルス等の感染症を完全に否定することはできないため、プラセンタ製剤を投与した場合は、予防的観点から、厚生労働省の指導により、当面の間は、献血・輸血を行うことができません。クリニック等でこのようなプラセンタ治療を受ける場合は、ある一定期間において献血等ができなくなる旨の説明を受けることとされています。なお、過去にプラセンタ治療において変異型クロイツフェルトヤコブ病が発症した例はありません。

なお、献血等ができなくなるのは、医療行為として注射によるプラセンタを使用した場合に限られ、サプリメントや美容ドリンクなどでは一切影響がありません。

古くから多くの人に愛されているプラセンタは、現代では高い安全性の元、摂り入れることができるものです。

若々しく、明るい日々を目指しましょう

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