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温度の調整 (2)

[2017.11.16]

前回は、温度のコントロールの話でした。

その温度を設定する機能について考えてみましょう。

クールビズ(CoolBiz)という言葉が作られました。これは、涼しく仕事をしよう、という意味だったはずですが、実施には、気温高めでも仕事をしましょう、という意味になっています。実際、今まで、室温を 25℃ 位にしてスーツを着込んで仕事をしていたのを、薄着にして、室温 28℃ に耐えましょう、という事の様です。

この室温 28℃ にしましょう、という意味は何なのでしょう。現実には、エアコンの温度設定を 28℃ にしておく、というのが正解だと思います。

この温度設定ですが、気温が 32℃ の室内でエアコンを入れたとき、設定温度を冷房の最低温の 20℃ 位にされる方がよくありますね。その方が早く冷えるから、とおっしゃる方が多いです。その方のその後の行動は、室温が下がりすぎ寒いと感じると、エアコンをオフにされます。恐らく室温は 24℃ 程度に下がっていると思われます。しばらくするとまた暑くなってオンにされます。その繰り返しです。このような使い方は、電気の無駄遣いですし、体への負担も大きくなります。

前回の話で気付かれた方もあるかと思いますが、温度は、目標とする温度に設定して、運転させればいいのです。

温度設定が 18℃ でも、28℃ でも、運転開始時にはフル運転ですので、その能力は全く同じです。設定温に近づくと、能力が下がり、その温度を保とうとしてくれます。

一般的なホットプレートにはそのような機能がなく、設定温度になると電気を切り、冷めてくるとフルで温度を上げる、という動きになります。鍋物をする時でも火加減という言葉はありませんね。これも、使い始める時に、いきなり最高温度に設定する方が多いですが、お止めになった方がいいです。放置された時に非常に高温になって危険ですし、電気の無駄遣いです。初めから設定したい温度に調整しておきましょう。

ただ、この調整の手加減が非常に難しいですよね。多くの使い方では、高めの保温あたりに設定しておくと良いはずです。

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