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新月

[2017.02.25]

お産は、月の満ち欠けに関係するとよく言われています。この3日間でいつもの倍近いお産がありました。暦を見てみると、明日が新月です。関係ありそうな気もします。

前の病院の過去20年ほどのお産の日付を、月齢と合わせてみた事があります。もちろん、予定された陣痛誘発分娩や帝王切開術は除いています。

その結果、月齢に合わせた小さな波が出来ていました。新月、満月の前後で、ややお産の数が多いのです。ただ、その数字を理論的に統計学を使った検定を行うと相関が無い、という計算になります。これは、お産の日付は月齢と関係ない、という事になります。

実際に仕事でお産を診ていると、どうみても新月と満月の前後、特に数日遅れる辺りにお産が多い気がします。

その数日の意味は、大潮と関連するのでは、と言っている方もあります。

自然界では、特に草食動物では夜間にお産が多くなるそうです。夜間は、肉食動物が活動しないため、比較的安全なため、とされています。さらに新月ですと暗黒の夜になるので、さらに安全性が上がるのでしょう。では満月は、.... これはちょっと説明がつかない様です。

まあ、何となく、新月と満月の前後は、産婦人科は忙しい、という事は否定は出来ない様です。

また、今晩、明晩もお産で起こされるのでしょうか。

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