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破水

[2017.05.08]

赤ちゃんは、子宮の中で、羊膜と呼ばれる丈夫で薄い膜で作られた袋の中で育ちます。その袋には水が満たされており、その水を羊水と呼んでいます。

羊水は、妊娠の早期から胎盤の近くの絨毛膜から作られ少しずつ貯まっていきます。胎児が大きくなってくると、胎児の尿がそれに加わり、量が増えていきます。胎児は羊水を飲み込んでいます。飲み込んだ羊水は腸から吸収され、胎盤を通って母体の血液の中へ渡され、母体の腎臓から尿として排出されます。また、胎児の腎臓から尿として排出される物もあります。この様に羊水は循環しています。

お産の時に、陣痛が始まると、羊膜が破れ、羊水が流れ出てくる事になります。これを破水といいます。

破水が、妊娠37週以降の正期産(正常と考えられる時期のお産)の時期に起こってくれれば良いのですが、時によるとそれよりかなり早く破水してしまう事もあります。

子宮の張りなどの別の症状がある切迫早産に伴って起こる事が多いのですが、軽い子宮収縮程度で起こる事もあります。また、感染などで他の症状がほとんど無く起こる事もあります。感染源は、クラミジアが多い様で、これは広い意味での性病と考えられています。私の病院では全ての妊婦さんに検査を行い、数%の方でクラミジアを検出する陽性です。これらの方では、抗生剤を使って治療し。破水などを防いでいます。

早い時期に破水してしまうと、尿漏れが起こっている様な状態になります。本来の尿漏れですと、我慢するような感じで水分の漏出を止める事が出来るはずです。所が破水の場合は、我慢しようとしても、当然止める事が出来ません。常にだらだらを水が流れている感じになります。この状態になると、すぐに受診していただく必要があります。

この状態を放っておくと、細菌が子宮内に入る事になり、胎児を含めて感染を起こす事になります。発熱する程度になると、かなり難儀な治療が必要になる場合も多くなってきます。そのため、妊娠週数によっては感染が起こる前に胎児を出産させる方が良い事も多くなってきます。

妊娠中には、子宮が大きくなるため、尿漏れの様な症状が出ることは多くあります。常に流れてくる様な状態になってくれば、念のため、早めに受診される事をお勧めします。

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