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緊急避妊

当院では、避妊に失敗してしまった際の緊急避妊薬(モーニングアフターピル)処方しています。

緊急避妊薬は、経口避妊薬のように計画的に妊娠を回避するものではなく、避妊処置に失敗・講じなかった性行為後に緊急用のものをいいます。

性行為後3日間以内に服用しなければ、成功率が低下しますので、ご心配の際は、お早めにご相談ください。

適応
  1. ​コンドーム破損

  2. 避妊せず

  3. コンドーム脱落

  4. コンドーム膣内残留

  5. 膣外射精

  6. 強姦 など

避妊効果 妊娠阻止率 84%となっていますが、72時間後の服用では60%以下とされています。
より確実な避妊が継続的に必要な方は、低用量ピルを通常の方法で使用する、または子宮内システムをお勧めします。
作用の仕組み 精子の進入の阻止、排卵や着床の抑制などで、着床が成立した後では効果がありません。すなわち中絶薬ではありません。
副作用 ​吐き気(35.5%)、嘔吐(10.3%)これらは通常24時間以内に消失するようです。
飲み方 性交後72時間以内に1.5mg錠を1錠服用します。
注意点
  1. 次の出血までは特に気を付けて必ず避妊してください。

  2. 服用後の出血は3~5日後に起きることもありますが、飲む時期によっては予定月経より遅れることがあります。

  3. 予定月経よりさらに1週間程度月経が遅れたら必ず診察を受けてください。

  4. もしも後日、妊娠が判明して検討の結果、妊娠を継続する場合でもこの薬は胎児に悪影響を及ぼしません。

 

今後も継続的に避妊を希望される方は、経口避妊薬(低用量ピル)または、子宮内避妊システム(避妊リング)をお勧めします。

低用量ピルは、緊急避妊薬複葉の翌日から開始することができます。通常の服用より避妊効果が1〜2ヶ月早く得られる可能性があり、同時に処方されることをお勧めします。

また、最近の欧米の研究で、避妊効果を90%以上まで増強できる併用薬があり、ご希望によって同時に服用していただきます。是非、ご相談ください。

これらは、医療機関へ受診された方のみで、薬剤師による投薬ではできませんので、ご注意ください。

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