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プロラクチン

プロラクチンとは

プロラクチン(PRL)は下垂体前葉から分泌されるホルモンで 乳汁分泌に関係しています。

それ以外にも、卵の成熟や、黄体機能にも深い関係があることがわかっており、不妊症を考えるとき常に注意しておく必要があります。

妊娠との関係

体外受精での研究において、PRL レベルが低いと卵の成熟が悪く、受精率、分割率が低下すること、逆に極端に高いと排卵がしにくいだけでなく、黄体機能を抑制して着床や胚の成長に悪影響があるようです。

PRL レベルは卵胞ホルモン(E2)の動きに影響されて、同じ人の同じ周期でも日によって変動します。 一度の測定や刺激テストだけでは参考になる結果は得られますが、その結果のみでは何ともいえず、より綿密に考える必要のある可能性が高いのです。

卵巣刺激に伴ってE2が上昇し、PRL も上昇しますがそれが生理的範囲を超えていると疑われた方々に、当院の体外受精においては抑制剤を服用していただいてよい結果が出ています。

PRL レベルは高すぎても低すぎても妊娠に不利だということ、思いのほか変動があるので、これを考慮せず不妊治療をするのは、とくにいろいろな治療にもかかわらず結果の出ていない方々において、危険かもしれないということです。

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